この2年ほどほぼ毎日お供をしてもらった私とのシンクロ率200%を超えるであろう時計を記事にしたいと思う。
タイトルの通り、
IWCの「インヂュニア」である。
しかも「500,000A/m」である。
そこを強く言いたい。
購入した銀座Rさんから画像を拝借した。
この質素な外観からは想像もつかないスペックの持ち主である。
そのイカれたスペックとは耐磁性のことである。
【インヂュニア 500,000A/m】※2016年1月時点の購入時情報
型番:IW3508
材質:ステンレススティール/SS
文字盤:ホワイト/White
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding Cal.2892-A2
ケース:直径 34.0mm (リューズ含まず)
全重量:105g
付属品:メーカー修理明細書(修理日 2012年2月)/アーカイブ
機械点検(2015年12月)
なお1989年~1992年という短期間に販売されていたモデルである(2,700個程度の販売?!)。
→IWCの記事1954年に「超耐磁時計」として開発され、名前はドイツ語で「エンジニア」を意味し、医師や放射線技師など電磁波の影響が心配される特殊な職業に就いている方の為に設計されたとのこと。脱進機のパーツに特殊合金を使用することで、500,000A/mの超耐磁性を実現(なんか本来は370万A/mに耐えるらしいとか?)。
「超耐磁性時計」として売られているモデルは、IWC インヂュニアの他、ロレックスのミルガウスが有名ですが、最大で8万A/mの耐磁性能で「超耐磁性時計」と謳われていますから、50万A/mともなるといかに規格外かわかります。(オメガのアクアテラもすごいみたいですね)。さてうんちくはいいとして、実際の着け心地はどうでしょうか?
うむ・・
最高にフィットして体の一部と化しているようだ。
まさしくシンクロしているぜ。
ケースサイドには500,000A/mの文字が。
ちなみにこの文字が普通は黒だと思うのですが、購入にしたものは赤なのです。
真偽はアーカイブがあるので証明はされていると思いますが、珍しいと思います。
非常にシンプルな文字盤と大きすぎないケースサイズはビジネスの現場にぴったりです。
派手な時計をしていると嫌味に見える商売をしているので、このくらい質素な感じがベストです。
そして能ある鷹は爪隠すの如く、秘めたる力はすごいという一人よがりの満足感。
今まで誰にもこの時計を指摘されたり話題になったことはありません。
唯一銀座の時計屋Eに行った際に話題をふられたことだけです(プロはまず時計みるよね・・)
当時50万円程度で2年ローンで購入しました。相場は変わっていないと思うが、いかんせん個体が少ないようだ(見かけない・・)。
インヂュニアといえばSL、通称「ジャンボ」がすごい値段で中古相場でありますが、いつかは着けてみたい1本ですね。巨匠ジェラルドジェンダのデザインですし。