腕時計の備品 腕時計で語る

【腕時計周辺アイテム】マルチファンクションタイムグラファーを購入してみた。

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腕時計の買取店で我がコレクションの2品を売却した際に腕時計内部の状態の確認で使用されていた「マルチファンクションタイムグラファー」

マルチファンクションタイムグラファー

その時初めて見たが、要は「腕時計の心電図検査のための機械」だ。まさしく人間の心臓や脈拍等のごとく腕時計の振れ全般を確認でき、そこから正常・異常を見つけ出す優秀な機械だ。

そんなことも知らず、買取店ではなんのことかわからず、ただただ眺めているだけ、言われるだけ言われて終わった苦い思い出がある。そしてその時の帰宅後にググってみると同じタイプの機械がでてきた。価格も1万円台後半。一般人がこの機械に金をかけるなんて理解不能と思われるかもしれないが、自宅でできるメンテンナンスと考えれば、革モノのメンテとそうかわらない。その日のうちにポチりました。

早速開封。しかし説明書は??。


↑説明書。英語なのね・・わからん。

マルチファンクションタイムグラファー
↑よくわからないのでとりあえず設置してみた。設置は電源と計測台をつなぐだけで簡単。

【主な機能・特徴】
・歩度のグラフ表示、日差表示、拘束角表示、振角表示、振動数表示、50種類以上の振動数に対応(コーアクシャル対応)。
・測定時間の切替機能、拘束角の変更、ビートをシグナルで表示、ビートをサウンドで表示(消音機能有)。
・オートビート設定機能付

表示の意味を確認!

機械の機能=表示される数字の意味を知らなければならない。以下はネット(主にクロノスさん)から抜粋した。

【日差=RATE】時計における1日の遅れ進みのこと。日差を日ごとに比較したものを日較差といい時計の精度を厳密に測る際には重要な指針となる。クォーツの普及以降は月差、年差という基準が現れた。

【拘束角=AMPLITUDE】アンクルが左右に動く角度のこと。振り角に影響を及ぼす要素。テスターで振り角を計測する楊合、正しい拘束角の入力が欠かせない。なおデテント脱進機の拘束角は10〜12度、コーアクシャル脱進機は30〜38度、一般的なスイスレバー式は49〜53度前後である。

【振角=BEAT ERROR】テンプ(ムーブメントの調速装置)が左右に振れ動く大きさを、角度で示したもの。8振動のムーブメントだと270~300°で振れていれば問題ないそうです。

【振動数=PARAMETERS】1時間にテンワが左右に振れる回数のこと。一般的に2万1600振動/時より上を高振動、以下を低振動という。振動数が高まるほど外乱と脱進機誤差の影響を受けにくくなり、時計の精度は良くなる。しかし振動数が高まると油の潤滑が難しくなるため、機械の摩耗が進む場合もある。19世紀初頭の懐中時計は1万4400振動/時だったが、後半には1万8000振動/時が実現し、1950年代には1万9800振動/時となった。3万6000振動/時の登楊は67年。70年代初頭にかけて一世を風靡したが、潤滑の問題が生じたため、現在は2万8800振動/時が主流となっている。時計師によって見解は様々だが、携帯時計に向く振動数の下限は1万8000振動/時と言われている。なおテンワの質量を変えないまま振動数を2倍に上げようとした場合、主ゼンマイのトルクは4倍強くする必要がある。

実際に計測してみた!

まず電源を入れ、腕時計をセットします。ここまで簡単。赤いスタートボタンをポチッと。カウント音とともに計測が始まります。私の所有腕時計で一通り計測してみよう。

↓一番新しいロレックスヨットマスター。新しいだけあって安定しているかな。。
マルチファンクションタイムグラファー

↓一番古いIWCラウンドモデル。しっかりロービート=18,000振動になっている。日差+16秒・・うーん。。
マルチファンクションタイムグラファー

↓ヴァシュロンちゃんは・・安定しているようだ。
マルチファンクションタイムグラファー

↓ルクルトさん・・なんか微妙にいったりきたりだ。
マルチファンクションタイムグラファー

↓相棒のIWCインヂュニア。うーんまずまず?
マルチファンクションタイムグラファー

↓こちらも長い相棒のサブマリーナ。こちらもまずまず?!
マルチファンクションタイムグラファー

↓シチズンホーマー。おっとなんか安定してないぞ!
マルチファンクションタイムグラファー

手巻きで古い腕時計になると安定せず数字がぶれてきた。シチズンホーマーなんかはオーバーホール時期なのかな?今回は振動数はそれぞれ安定していましたが、やはり日差などは個体差が大きくでたようです。

使用方法は簡単。数字の意味を知らねばならない。

大事なことは数字がでてくるがその数字がよいのか悪いのか?を勉強し理解せねばならないことだ。

今回は私がたいして深い理解を得てないまま計測したので、上記の数字を打ち出すのみで終わったのだが、それでもシチズンホーマーなどの写真をみてみると明らかに他と違うことがわかる。これでも何かしらの異常を感じとることは可能だ。腕時計を長く愛用するには人間の体と同じように定期的に「身体検査」の必要性を感じます。

1点、計測時に気を付けなければならないことは、「腕時計を機械にセットする際に、挟む部分の金属で腕時計に傷がつくかもしれない」ということだ。確かに買取店では何かシリコン?シートのようなもので腕時計を包んで計測していた。そのシートが何なのかわからないので、ラップでやってみたら計測できました。1mmのシリコンシートで包んだら厚いせいか計測不可でした。今適するシートを探しております。こんなんで傷付いたらたまんないので最悪ラップにくるんで計測することをお勧めする。

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yanpon

腕時計を中心に趣味を充実させたい1970年代生まれのオヤジ。「毎日の生活に趣味をもっと」がテーマ。ポストヴィンテージ世代の腕時計中心。偏愛アイテムも紹介します。一児のパパ。 *腕時計/アニメ/ネコ/コーヒー/自転車/子育て/東京在住*

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