腕時計レビュー ヴァシュロン・コンスタンタン

【購入日記】ヴァシュロンコンスタンタン「オーヴァーシーズ ラージ」 庶民だが雲上時計を買ってみた。

それは風の強くやや曇りがちの春の日だった。
私は銀座の時計ショップRさんへ足を運び、
清水の舞台ならぬ、東京スカイツリーのてっぺんから琵琶湖に?飛び降りる気持ちで、
「これください」
の一言を親切な若い女性スタッフさんに伝えました。

ええ、私の給料や貯蓄での限界を超えているような金額ですが、
幸い前回のローンが終わり、新たにローンを組んで買うことができました。
(ローンを組むことと今後支払い続けることは別問題ですが・・)

憧れっていうもんは誰にでもあると思いますが、私はどうも時計にお金を代価として支払うようです。
多くの方は、例えば車であったりすると思いますが、私にとって車は消耗品。ベンツやレクサスも乗りたいが、中古15年落ちのレガシィ(価格40万円)で満足しています。

話を戻すと、時計三大メーカーと言われるうつの一つ「ヴァシュロンコンスタンタン」の時計を手に入れましたまさか自分がロレックス以上の超高級時計に手を出す、もしくは手にいれるとは数年前までは思ってもいませんでした。身の丈にあっていないことは重々承知。しかし身につけることによって身の丈に合うように努力するようになります(多分・・)。

そんな購入した時計がこちらです↓

【オーヴァーシーズ ラージ】※2018年4月時点の購入時情報
型番:42042/423A-8890
材質:ステンレススティール/SS
文字盤:ブラック/Black
ムーブメント:自動巻き/Self-Winding

ケース:直径 37.0mm (リューズ含まず)
全重量:132g
付属品:内箱(汚れ・ダメージ有)/アーカイブ

オーバーホール/外装仕上げ( 2018年3月)

アーカイブが2001年の記載がありましたので、その年のモデルと思います。現行のオーヴァーシーズよりケースのサイズが小ぶりなのが決め手です。現行品のブレスもほうが格好いいのですが、ケースサイズがでかいのがどうしても気に入らず、ハナからヴァシュロンは選択外でした。しかし、出てきた中古価格が75万円!当時の販売価格が96万円くらいだったので中古価格としてはそこまで下がっていませんが、この値段で買えるヴァシュロンはアンティークものを時より見るくらいでした。市場ではパテックやピゲののロイヤルオークはかなり値上がりしていますが、ヴァシュロンはどちらかというと不人気のように思え、それが価格にも反映されているのでしょうか?とりあえず金額的に射程圏内です!←この時点で私の金銭感覚はオカシくなっています。

どうする?
まて、この間一括でジャガールクルトを購入したぞ(40万円)。
どうする?
無理だ。ローン組むとはいえ、金額は実質2ヶ月で100万円くらい使うことになるぞ。
どうする?
しかしこの機会を逃すと次はいつくるかわからんぞ。
どうする?
あ、表記が「商談中」になった。

私は抜け殻になった・・

・・・・・ネットで一日中迷っていたら、「商談中」となり新たに買い付けができなくなりました。そうだよなあ、同じ考えの奴らがいくらでもいるもんな・・。その日私のヴァシュロン購入の夢は儚く終わってしまったのでした。

次の日、また銀座Rさんのサイトでチェックしていると、今度はIWCのマーク12が69万円で掲載されています。おお、これも欲すぃ。ただIWCはすでに持っているし、ヴァシュロンのような頂点に比べると輝きが落ちる。。と思っていたらソッコー売れた。やっぱみんな欲しいよね、マーク12。そうだなブレゲのアエロバナルも新入荷したし、ポチポチ見てみるか。。うざったくサイトをみていると、あれ?昨日のヴァシュロンの「商談中」表記が消えて、販売されている!何!キャンセルか?この日は金曜日。明日土曜日の終業後(15時)にこれは店舗に行くしかない!と心に決め、(但し予約するほどまだ勇気がない)一晩中そして次の日の仕事もままならないまま、16時頃店舗に到着!割と混み合っているが、そこをかき分け、お目当てのヴァシュロンを探す。

あれ、

ないよ、

・・・・

うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

待てよ、さっき入口に入る直前にスマホで確認したところ、まだ売れていなかったはずだ。
それともこれが世に言う「タッチの差」か!

呆然としている私に若い女性スタッフさんが声をかけてくれたので、藁にでもすがる思いでスマホに移っているヴァシュロンを見せたところ、「奥のディスプレイに飾っていました」とのこと!

ああああ、これよ、これ。
私のヴァシュロンちゃん。

思っていたとおり、やや小さめなケースサイズ、実実剛健なアラビア文字盤、きらびやかなブレス、間違いないこれだ。オレの新しい相棒だぜ

はやる気持ちを抑え、念の為、ブレゲのアエロバナルやクラッシックを話のネタに見させてもらう。アエロバナルは思っていたより格好よく、欲しい気持ちが芽生えたが、現状クロノグラフのような派手なものを仕事でつける気
持ちはないため、次回購入候補として今回はもちろん見送った。知ったかぶりを15分程度して、お付き合い頂いた女性スタッフさんに一つ提案をした。そう、今回手持ちのオメガ「コンステレーション」を査定してもらおうとしたのだ。あわよくば下取りで足しになったらうれしいということだ。もちろん査定を快く引き受けてもらい、裏手で査定してもらったところ、わずか3分程度だったと思うが、下取りで3万円、という結果に。やはり当時12万円程度で購入したが、もともと高い品物ではないし、ただ使わないものをいつまでも手元においておくのもかわいそうだ。意を決して、「それでお願いします」と言った。それはつまり、下取り=ヴァシュロンを買う、ことになる。そう、そして続けて私はあの言葉を言うことになる。
「これください」
時間が止まった。そう思ったのは私だけだろう。100万、200万以上の世界の時計で、75万円はもはや入門用の位置づけかもしれない。しかし現在の私にとってはほぼゴール、つまり`上がり`に近い時計なのだ。もうそこからは単なる手続きだ。女性スタッフさんと楽しく会話しながら、ローンの申し込みやブレスの合わせ、取り扱いなどを流れ作業のように時間が経過していく。
「着けていきますか?」

「はい

きっとこんな顔をしていたであろう・・
もうこの一言で私はヴァシュロンのオーナーなのだ。

むむ、私の手首周り16cmによくフィットするぞ。

・・しかし多額の借金36回払いにしてある(無金利ローンはほんと助かる)。
ヴァシュロンのオーナー(仮)とでも3年間はしておこう。
その3年間でこの時計にふさわしい人物を目指そう。
そうかっこよく銀座を歩く私は、三越で嫁子供にお土産のケーキを買って帰ること忘れない。
ちなみに現時点では嫁には時計を売ってきた、としか伝えていない。
いつ気づかれるか、ヒヤヒヤものだ。それはいつも私が味わっているスリルで慣れっこだ。

まだ着け始めて数日だが、次はレビューをしてみたいと思います。

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yanpon

腕時計を中心に趣味を充実させたい1970年代生まれのオヤジ。好きな腕時計を中心に「毎日の生活に趣味をもっと」がテーマ。体型は173cm、65kg。左手手首周り約16cm。偏愛アイテムやアラフィフの生態(ライフスタイル)も紹介します(^O^)一児のパパ。 *腕時計/革モノ/アニメ/ネコ/コーヒー/自転車/ベース/子育て/東京在住*

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