コンニチハ!yanponです!
ついにこの日がやってきました。あれだけ大苦戦していたゾディアックのオーバーホールですが、完了の連絡が来ました。12月初めに依頼して約2ヶ月。待ちに待ったゾディアックとのご対面です(^^)/
今回のゾディアック!
☆ZODIAC「シーウルフ」Case Ser.702-916 Mov Ser.44322
↑ヤフオクにて入手。落札価格は3万弱。個人からの入手のため、状態は不明だったが、受取後、ソッコー不動状態。オーバーホールを試みるが、どの店も部品がないなどでお断り。しばらく放置しておいて今回に至ります。
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【レビュー】ゾディアック「シーウルフ」 ミニタリー調の小径ダイバーズ!そしてオーバーホールの洗礼!
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オーバーホールを引き受けてくれたお店「クールオークション」!
「クールオークション」のお店の名前は腕時計、特にアンティーク腕時計を少々かじっていれば名前は聞いたことがあるはずです。雑誌にも必ず名前が出てきますね。私も存在は知っていましたが、オーバーホールをしてもらえることは雑誌の広告で知りました。一度時間ができたので相談してみよう・・・程度の軽い気持ちだったと思います。場所も都電荒川線なので、私の自宅からは非常に行きづらい場所ですが、都電初体験もできまんざらでもなかったです。お店は小さな建物の2階部分。店内はこれでもかというくらいの極狭のスペースに年代物のアンティークウオッチが並んでいます。値段のタグもありません。それがまた興味をそそりますが、私が買えるヤツなんてあるのかな?くらいのヨダレものの商品が並びます。女性スタッフさんに状態をお話しひとまず職人さんに確認と見積もりをお願いしました。
↑預かり証です。
1~2時間くらいして電話がなり、修理可能とのこと。「マジか!」という心の声を抑えつつ、費用を確認。預かり証に殴り書きしたオーバーホールの基本料と部品代金を伝えられました。「ホントに直るのか・・」「今までの店舗巡りはなんだったの?」とかいろんな思いが私の頭を駆け巡った。
基本料金:20,000円 部品代:13,000円 計:33,000円
シンプルな自動巻きなので基本料金はまあそんなところかな?と納得。部品代は結構高いね・・・((+_+))
追加の電話が来たよ・・
1週間程度たってからでしょうか。恐れていた追加のお電話が来ました。内容は予定していた部品ではダメ、違う部品が必要。「なるほど、それはしょうがない、で・・」。「部品代がUPします」とのこと・・・やはり来たか。蓋を開けなければわからないこの世界。もとより覚悟の上。
部品代:20,000円 に修正。7,000円UP!
「これ以上はかからない」、とスタッフさん。そうですよね・・・お願いします・・・と私。多分落ちた声で回答したのだろう。逆に気を遣わせてしまったようだ((+_+))
修理完了の電話!
1月末頃に修理完了の電話を受け、休みを利用して受取に行きました。今回は初めて会う気さくな店主さん(多分)。先客と盛り上がっていたところ申し訳なかったが、早速現物を触らせてもらい、綺麗な外観とスルスルとまわるリューズの巻き上げを確認。私の手元に戻ってきた。
私「なかなか修理を受け付けてくれなかったので助かりました。」
店主(多分)「いえいえ、私どもの得意とするところなんで。」
と頼もしいお言葉でした。6ヶ月保証もついておりますし、しばらく使ってみたいと思います。結果、「自動巻の切り替え車が機能していない症状での修理・部品交換」という形だ。
↑請求書でございます。支払いはカードだと5%UPなので、現金で支払いました。
基本料金:20,000円 部品代:20,000円 合計:40,000円+税(43,200円)
領収書を頂き、その場でお手続き完了。街の時計屋さんっぽく細かい書類だのサインだのは必要ありませんでした。
早速着けてみた!
ケースや風防も綺麗になり、磨き自体は過度なものではなくさっぱりとした感じ。小ぶりな34mmケースは普段扱いでは小さく感じるが邪魔にならない良いフィット感あり。なによりその面構えが年代物の枯れた感じを醸し出す。決して高価なモノではないが、その雰囲気は時を経過してきたモノにしかでない味わい。
↑派手さはそんなにないからスーツでも大丈夫かな?!ちょっと若者向け?!
↑入手時の純正ブレスはもうヨレヨレの状態。交換必須。7連タイプなので手首へのフィット感は上々(^^)/
↑少し裏蓋がふっくらかな?とはいえ薄めなのでシャツの袖にしっかり収まります。
↑純正と思われるバックル。綺麗。調整穴が多く微調整ができる。
受取時に40回程度回したリューズも問題ないし、体感で40時間程度は動く。日差は不明だが、毎日着ける訳ではないのであまり気にしない。ベルトはひとまずNATOベルトあたりで様子をみて、将来はパイソンレザーの革ベルトを装着したいという願望がある。ゾディの独特の雰囲気にきっと馴染むだろう。しかしベルトを買う金がない・・・そうこう言っているうちに夏になることだろう。
アンティーク時計は買ってからが勝負だ。故障や細かい取り扱い注意との戦いだが、なんとも言えぬ所有感がある。安く手に入れたとしてもその腕時計が過ぎてきた期間はその面構えに現れる。それが1個1個違う。新しい発見と経験をさせてくれた腕時計に感謝し、私はまたネットサーフィンして物色し始めたのだった。
ゾディアックの歴史!
創業:1882年
1882年にアリスト・カラムによって、スイス・ジュウ渓谷のル・ロックルにCama-e社(ゾディアックの前身)は設立。小さな時計工房として出発。カラム家は1537年まで遡ることができる名家。代々農業に従事し、そのわきで時計の部品を製作していた。のちに時計製造に必要な工具類まで設計・製作し、すべての製造工程を自社の管理下におさめている。
1908年には社名をゾディアックと改名し、この頃から自社ムーブメントを手掛け始めた。ただ本格的に腕時計を製作し始めるのは1920年代に入ってからである。
1953年に同社のフラックシップモデルの「シーウルフ」に発売されている。半世紀の間に文字盤やベゼル、ケースデザインが度々変更されていて、いくつかバリエーションが存在する。最初期のモデルにはダイバーズウォッチらしく三角形の夜光インデックスが施されている。
1970年にスイスで最初にアナログ・クオーツを発売。ベータ・キャリバー21を搭載。
1979年に創業者の血を引くカラム一族の手から離れてしまう。
1982年にはゼニス社が買収。
1998年にGenender社の傘下となる。のち日本ではリズム時計が代理店を行っていたが契約終了。
2002年フォッシルジャパンが代理店となる。
記事執筆時まで情報でした('◇')ゞ
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